WX320Tとグループモードトランシーバー

ウィルコムの新端末WX320Tを購入しました。もとい、購入させました(姉に)。
姉はKX-HV50を今まで使っておりました。ちなみに父はH-SA3001Vです。
ウィルコムPHS回線は、自分のW-ZERO3[es]も含めて合計3回線あります。
そして我が家では過去の使用機種、RZ-J90の2台が今も現役で活躍しています。
PHSとしての回線契約が切れているRZ-J90がどう活躍しているのか?」と聞かれるならば、答えは古参のPHSユーザーにはある意味定番の、トランシーバーとしての利用です。


H-SA3001Vを中心に、J90の2台の計3台でトランシーバーとして同時利用している訳ですね。
PHS回線はトリプルプランを契約しており、直接070同士の通話で会話しています。さらにPHS回線を持っていない家族は、RZ-J90からH-SA3001V宛に連絡を行い、合計5台の通信機器で相互に連絡を取り合っています。
主に活用する場所は、スーパーでの買い物時等ですね。
ウィルコムPHS電波が弱い場所では、逆にトランシーバーがメインで活躍し、家族同士の連絡に役立っています。


しかしKX-HV50はグループモードのトランシーバーが使えません(種類の違うトランシーバーとしては使えるものの、ウィルコムPHSで一般的なグループモードとは互換性がありませんし、またPHS回線を同時に使えない等の制限もあります)。
H-SA3001VはトランシーバーもPHSも両方使えているのに、PHS回線しか使えないKX-HV50は正直ちょっと不便……。
なのでグループモードのトランシーバーに対応したPHSに機種変更するよう促したのです。


しかしウィルコムPHSの現行機種は、京セラの端末やW-SIMの端末でグループモードが使えないものが増えています。
現時点でグループモードをサポートしているメーカーは、三洋と日本無線の2社に限られているのです。
そして日本無線PHSは折りたたみ機種が現在容易に入手出来ず、また三洋ではWX310SAといったW-OAMに非対応の少し前の機種しかありません。
そんなこんなで正直機種変更する新しい端末を決めあぐねていたのですが、今回新発売されたWX320Tは折りたたみでW-OAM対応、そしてグループモード搭載*1だったのです!
「これを待っていた!」と早速姉をたぶらかし、DS Liteを引き換えに地道な説得をして機種変更させました。
見事にトランシーバー兼PHSの端末が2台、トランシーバー端末が2台、PHS端末が1台が揃ってくれました。


バンザーイ! バンザーイ!


そして少し出来るかどうか不安だったものの、グループモードを利用した電話帳転送にも成功しました。
KX-HV50からWX320Tへ直接電話帳を移行出来た*2のです。
H”問屋等を経由する等、面倒な作業は一切無しに成功したのです。


ウィルコムの電話帳は、通常の店舗では機種変更時にそのまま移行出来ず、またH”問屋という公式ユーティリティーソフトも最近サポートされる気配が無い為、どんどん面倒な状況になりつつあるのです。
しかしグループモードの電話帳転送ならば、文字数や1件あたりの電話番号&アドレスに制限があるものの、旧機種から最新機種への移行がものすごく簡単に出来るのです!(ちょっと操作にてこずりましたが)


もっとウィルコムにはグループモードを積極的にサポートして欲しいですね。
W-SIMグループモード対応版を早く作って欲しく思っています。

*1:これは東芝の方針と言うよりも、今回内部仕様をOEM提供したと噂されている日本無線の功績かもしれません。

*2:KX-HV50は、グループモードのトランシーバーは実装していないものの、グループモードの電話帳転送だけ対応している。