とある魔術の禁書目録

を最近1〜6巻ちびちび買って読んでみました。
とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫)
とある魔術の禁書目録(インデックス) (2) (電撃文庫)
とある魔術の禁書目録(インデックス) (3) (電撃文庫)
とある魔術の禁書目録(インデックス) (4) (電撃文庫)
とある魔術の禁書目録(インデックス) (5) (電撃文庫)
とある魔術の禁書目録(インデックス) (6) (電撃文庫)


"禁書目録"は"インデックス"って読むのですよー。


きっかけは月刊コミック電撃大王連載中の外伝作品「とある科学の超電磁砲(レールガン)」がまあまあ良かったから。


まあ確かに、色々批判されるようなところはあるかな。
面白いといえば面白いんだけど、やはり気になる点は気になります。


そんな訳でレビューに書くのは面倒なので、だらだら日記に書いてみます。


何て言うかですね、作者の知識をひけらかされるのは問題無く、むしろ楽しめる場合が多いです。オカルトネタ大好きー♪
ですが、作者の思想を『強引に』押し付けられるのは気持ち良くないのが良く分かりますね。
作家さんが自分の思想を作品やキャラクターを通じて読者に発信するのはよくある話で、それ自体を否定する気はありません。(むしろ普段は結構楽しみ)


ただ、その作者の思想を、この作品では上手くキャラクターやストーリーに形作れていない感じでした。
特に主人公、上条当麻の行動や思考が、作者の思想の代弁のために無理矢理振り回されている感じですね。
主人公がそんな状態ですから、話に感情移入がし辛い。
しかも主人公が助けを求めない他人にやたら怒るわりには、自分は他人をろくにあてにしてません。
仲間を頼ったら速攻解決する話を、無理矢理主人公だけにやらせてます。


主人公以外も、作者の思想に無理矢理沿わされてる感じで、色々と不自然な所がちらほら。
全体的に登場人物の感情変化や思考のスピードが早過ぎるため、感情移入が難しくなっています。
(能力開発してるから思考スピードが早いってオチじゃないよね?)
これも作者の思想を作品内で強引に表現しようとし過ぎている為だと思われます。


まあ主人公以外のキャラクターは、まあそこそこ好きになれますかね。
インデックスや土御門元春、ステイル=マグヌスとかは結構気に入ってます。
主人公は感情移入があまりにやり辛過ぎるので、未だに好きになれません。


かなりご都合主義なハッピーエンドも、私はそんなには嫌いではありませんし。


そんで今あげた欠点っていうか気になった点は、正直作り込めばなんとか改善できると思います。
ただ、それをしてない。っていうか、2巻は17日で書き上げたような事を後書きで書いてるし。


もうこれは何て言うか、編集さんの怠慢じゃないですかにゃ?
ビジネスだからさっさと本を形にしなきゃいけないってのはあるんだろうけども、もうちょい頑張ってくれなきゃなー。
何か新人賞募集作品を毎回そのまま推敲改良無しでプリントアウトしてる気がします。


あとちょっと挿絵が、雑過ぎる所もいくつか。こっちも主人公上条当麻があまり安定していませんでした。
まあこっちは徐々に良くなってるのであんまり心配してませんけども。


まあ世界観は気に入ってるので、とりあえずこのまましばらく読み続けてみます。
(本当は「3巻から面白くなる」という噂を希望に、3巻以降の出来が良くなる事を期待してたのですが……。ぶっちゃけ全然変化無しです)